11/30(土) 10:00-13:00 主催者企画 Y-03

高度な物体操作を可能にする手法を学ぶ汎用性と柔軟性を高める ロボットハンド設計の考え方

日刊工業新聞社

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開催概要
開催時刻 2024年11月30日(土) 10:00~13:00
タイトル 高度な物体操作を可能にする手法を学ぶ汎用性と柔軟性を高める ロボットハンド設計の考え方
出演会社 日刊工業新聞社
会場 会議棟 (定員50名)

Speaker

スピーカー
詳細・申し込みはこちら⇒ https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/4915
※本セミナーは有料です。

労働人口の減少や人件費の高騰に伴い、自動化・ロボット化へのニーズがより一層高まっています。自動化が達成された工程がある一方、治工具類を用いて対象物を整定したり、ロボットが扱いやすいように作業者が対象物を整列したりする工程があり、自動化のための「お膳立て」がいまだに求められています。
 対象物やロボットなどの状態推定は、近年急速に開発が進んでいる、Deep Learningに代表される機械学習で実現できるようになったものの、その状態推定に基づいて生成された動作を実現できるかどうかは、対象物を扱うロボットハンドやグリッパの性能にかかっています。機械学習をベースとする物体認識には誤差がつきものであり、認識誤差があっても作業を実現できるロボットハンドが求められています。そこで、期待が高まっているのが、硬さと柔らかさを活用したソフトロボットハンドの利用であり、これにより高度な把持と汎用性の両立が可能となります。
 本講座は、「汎用性と柔軟性を高めるロボットハンド設計の考え方」と題し、ケーススタディを通じて、そのための設計手法を解説します。ソフトロボットハンドは物体形状や環境への適応性に優れ、物体認識精度が低くても容易に物体ハンドリングが行えます。一方、低剛性による位置制御性能や発生可能な力の低下といったデメリットがありますが、これらを解消する講師らの方法論を紹介します。
 本講座を通じて汎用性を備えるロボットハンド設計を理解し、吸着パッドで強引に把持したり、対象物に応じてハンドを用意したりするといった現世代の手法から前進しましょう。